珍しい彼岸花を育ててみませんか
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彼岸花の植え方・育て方


彼岸花類(リコリス)は、「葉見ず花見ず」といわれるように、花の時期には葉がないという風変わりな花です。
花壇などでは、数年間は植え放しでもよく咲いてくれますから、初めての人にも育てやすい球根植物です。みなさんも挑戦なさってみませんか。





彼岸花の植え方 地植えの場合
彼岸花類の球根は、水仙によく似ているのですが、品種によって大きさはまちまちです。
「キツネノカミソリ」のように、ラッキョウぐらいの大きさのものから、「夏水仙(スクアミゲラ)」のように、タマネギのような大きさのものまであります。
花壇や畑などには、球根の頭が完全に土にかくれてしまうくらいの深さに植えつけます。品種や植えていた場所などによっては、球根の首がかなり長くなったものもあります。極端に首の長いものは、球根の頭をいくぶん地上部に出してやるなど、適当に深さを調整してやります。あとは自分のいちばん調子の良い深さに自然に落ち着いてきます。
根が深く伸びるので、植え場所は深く耕し、土の固まりやすいところでは、川砂や赤玉土などを混ぜてやると良いでしょう。
無肥料でもよく育ちますが、植え付けのときに堆肥や腐葉土、根菜用の化成肥料などを施してやれば生育が良くなります。


植え付けの間隔ですが、球根の大きさによって間隔も調整する必要があります。球根の大きさのおおよそ3倍ぐらいの間隔を目安にします。(下記、イラスト参照)
数年おきに植え替えをする花壇などでは、かなり密植することも可能ですが、庭や公園などに植え放しにするというときは、たとえば直径4センチぐらいの球根の場合で、縦横15センチ間隔、あるいは20センチ間隔と、ゆったりと植えつけたほうが良いでしょう。
土手などに大量に植えつける場合は、植穴の間隔を広げて、一つの穴に2〜3球ぐらいづつを植えつけるようにすれば、作業の手間が省けます。
彼岸花類は、自然分球でどんどん殖えてくれますので、数年も経てばすばらしい景観になります。 


一度植えたら数年はそのまま動かさないほうが花立ちがよく、植えてから3〜4年目ぐらいが一番調子が良いようです。
分球が進んで球根が混み合ってきたら、葉が枯れた後の夏の休眠中に植え広げます。ただ、夏の休眠中といっても、その間に花を咲かせる準備をしているわけですから、球根のほうは目に見えないところで活動しているということになります。球根はあまりカラカラに乾かすのはよくありません。ヒゲ根が枯れないうちにさっと植え替えるのが一番良い方法です。
なお、彼岸花類は、夏場は地上部に葉も花もない期間が長く続きます。場所を見失って球根をキズつけることがありますから、ラベルや目印をしっかり立てておきましょう。





彼岸花の植え方 容器植えの場合
彼岸花類は、どちらかといえば地植え向きといえますが、ショウキランや白花ヒガンバナ、真夏のクリスマスなどは鉢植えでもよく咲きます。
根が深く伸びるので、小鉢に1球ずつ植えるよりも、大鉢かプランター、底に排水用の穴を開けた深めの発泡スチロールなどに、ある程度まとめて植えるようにしたほうが良いでしょう。
容器の底にはゴロ土を敷いて水はけをよくしてやります。培養土は固まりにくい赤玉土などを用い、腐葉土や堆肥を2〜3割ほど混ぜてやります。市販の球根用培養土を使うと手間が省けて良いかもしれません。


植える間隔は球根の大きさの2〜3倍ぐらいを目安にします。深さは球根の頭と土の表面がスレスレになるぐらいにしましょう。球根の首がひどく長いものは、頭のほうをいくらか土の表面から出してやります。
あまり可愛がり過ぎて水を与えすぎると球根が腐りやすくなります。幾分乾き気味に育てたほうが花立ちのほうも良いようです。
ただ、葉のない夏場でも、カラカラに乾かしてしてしまうのは良くないので、ときどきは水やりをしてあげましょう。容器ごと、日差しの強くないところに埋めておけば管理は楽です。
小鉢に植えた場合は、毎年植え替えますが、植え傷みを避ける意味では、根鉢を崩さないように鉢から引き抜いて、そのままひとまわり大きめの鉢に植え替える、という方法が良いかもしれません。球根が殖えて密集するようになったら、球根をばらばらして植え替えるようにします。
大きな容器にゆったり植えた場合は、2〜3年ぐらいはそのままでもかまいません。





彼岸花は夏植球根
園芸書などでも、球根類は春植球根と秋植球根に大別されていますが、彼岸花類は中間の夏植え球根になります。
冬場から春を中心に生育を続けていた葉が、夏の間はずっと枯れており、そのころがちょうど植え時になります。
できるだけそれぞれの品種の開花期前までには植えつけをすませたほうが良いのですが、球根が乾いた状態のときは、開花期が来てもしばらくは花芽が上がるのをじっと待っていてくれます。
生産農家が球根を掘り上げるのは、5〜6月に葉が枯れた後になりますから、球根が園芸店や通信販売で売り出されるのは、どうしても夏から秋になってしまいます。球根を手に入れたらすぐに植えつけます。


市販されている球根はたいへん乾いていますから、植えつけたらたっぷりと水を与えてやりましょう。水分を吸収した球根はまもなく根を出し、待ってましたとばかりに花茎を伸ばしてきます。植えつけてから短期間で花が楽しめますから、その点では忙しい現代人向きといえるかもしれません。
植えつけた年は、根が完全に張らないうちに開花するために、花丈も花の大きさも本来のものではありませんが、翌年からは根も定着してりっぱな花が咲くようになります。



彼岸花の育て方 花柄と葉の管理
よく質問を受けるのですが、花が咲き終わった後、花柄をどうするかという問題があります。
植物は、花を咲かせること以上に、、種子を実らせることには大きなエネルギーを費やすといわれます。
彼岸花類も、種子を実らせるためには、球根をそれだけ消耗させることになります。鑑賞後の花柄は、摘みとってやる、というのが一般的なやり方になると思います。
ところで、彼岸花類には実を結ぶものと、実を結ぶことができないものとがあります。日本の彼岸花 曼珠沙華は、実を結ぶことができません。花の終わった後は、花びらも花茎も急速に萎んでしまいます。真偽のほどはわからないのですが、花茎の養分が、球根に吸収されるのではないか、という話を聞いたことがあります。そいうわけで、わたしのところでは、花びらを花茎の首のところで摘みとるようにしています。
ただ、花茎が急速に萎んでしまう様子を見て、単に、養分が地下の球根に吸収されるように見えるだけ、ということかもしれません。これは、とくにおすすめするわけではありません。


葉の生育が進んでくると、色が変わったり、倒れたりするものが出てきます。とくに、春に出葉するタイプのものは、春暖とともに生育も旺盛で、大きな葉がグングンと伸びてきます。それだけに、風雨のときには倒れやすく、花壇などでは少々見苦しくなってしまいます。
倒れた葉は刈りとってしまっていいか、というおたずねがよくありますが、これは、待って下さいということになります。
お日さまのエネルギーを葉に受けて、開花と繁殖のために、地下の球根にせっせと養分を貯えているわけです。やはり、すっかり枯れるまでは、葉を大事に扱ってやる、ということになります。



彼岸花の育て方 水はけと寒さ対策
彼岸花類は、水はけの良いところで幾分乾き気味に育てたほうが調子が良いようです。水はけのひどく悪いところでは、植え場所を高くしてやるなどして水はけを良くしてやります。
花壇や畑などでは、極端に乾燥するところでない限り、水やりはほとんど必要ありません。ただ、花の時期だけは、あまり乾いていると花の伸長に影響しますから、適度に水やりが必要です。
葉の生育する秋から春にかけては、日当たりの良いほうが球根の太りが良くて、開花もその分期待できます。ただ、品種によっては、たとえば「ショウキラン」のように、一日中日のあたるところよりも、西日の陰る東向きのところが葉がよく伸びて生育が良いものもあります。


なお、「ショウキラン」のように、とくに寒さに弱い品種は霜で葉が痛みます。「ショウキラン」は、暖地でも霜のあたらない樹木の下などによく植えられていますから、寒地ではさらに保護が必要になってくるでしょう。
彼岸花類は、寒さに対しては比較的強いほうで、葉の生育は冬場が中心になります。当地 長崎は比較的温暖なところで、寒地での生育状況がわかりずらいのですが、積雪の長く続く寒冷地では、秋出葉のタイプは生育が厳しいと思います。寒さの影響を受けにくい春出葉のタイプを選ばれたが良いでしょう。



彼岸花の育て方 雑草対策と夏場の管理
彼岸花類は、葉の生育が秋から春にかけての期間になります。葉の出ているときにあまり雑草が生い茂っていては生育に影響しますので、粗い雑草は引き抜いて、葉が十分に日光に当るようにしてやる必要があります。
「ススキ」や「セイタカアワダチソウ」のように、とくに勢力の強い雑草が入り込むと、生育が阻害されますから、こまめに引き抜いて、できるだけ繁殖させないようにしましょう。
球根が殖えて葉が密集するようになれば、葉の生育期の雑草はだんだん少なくなってきますので、管理はやりやすくなってきます。
公園や河川敷など植栽範囲の広いところでは、手作業での除草作業はなかなか大変です。花が都合よく鑑賞できるように、開花前を見計らって、草刈り機で除草作業を行われているところが多いようです。


葉のない夏場には、傾斜地の畑や土手、川べりなど、場所によっては豪雨によって土が流され、球根が露出してしまうことがあります。
露出した状態で球根が強い日差しにさらされると、消耗したり腐敗することがあります。葉の枯れた後の夏場には、程よく雑草が茂ってくれていたほうが、土の流出が防げるし、球根の暑さ対策にもなってかえって好都合です。
花壇や畑の場合も、夏場の程よい雑草は、土壌の流失防止や球根の日焼け防止になりますから、葉のない夏場の雑草については、あまり神経質になる必要はないと思います。
葉のない夏の時期は、球根の間にほかの一年草などを植えることもできます。場所を有効に活用できるし、球根の暑さ対策にもなります。
当園では、百日草・千日紅・オクラ・ハブ茶等を、球根の畝間によく植えています。


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