矯正治療が終わり歯並びが良くなかったからといって、そこで治療が完了という訳ではありません。
矯正治療後は「保定」を行うという流れとなります。
矯正治療後の歯はとても動きやすい状態です。
何もせずそのまま放置してしまうと、元の位置に戻ろうとする働きによって歯並びが悪くなってしまいます。
この後戻りを予防するための流れとなるのが保定です。
保定装置は固定式と可動式に大きく分けられます。
固定式は歯の裏側にワイヤーで取り付けるタイプが一般的です。
可動式は透明なマウスピースタイプのリテーナーを使用します。
保定期間は歯の状態などによって個人差はありますが、2年から3年ほどかかります。
保定をさぼってしまうと歯並びはどんどん悪くなるので、歯科医師の指示を守り定期的にメンテナンスを受けましょう。